ビルトインガレージって何?ポイントや施工事例を紹介!仙台エリア

住宅内部に駐車スペースを設けた「ビルトインガレージ」。最近では、車やバイク愛好者はもちろん、多趣味な方々からも支持される間取りです。また、子どもの遊び場としても利用できるため、子育て世代からも関心を集めています。

しかし、ビルトインガレージにはいくつかの注意点も存在します。

この記事では、ビルトインガレージのメリットとデメリットに加え、よくある失敗例やその回避策についても詳しく解説します。

「ビルトインガレージ」ってなに?

ビルトインガレージとは、住宅の1階部分に駐車スペースを設け、シャッターやドアで閉じることができるガレージを指します。建物の内部に完全に組み込まれる構造が特徴で、「インナーガレージ」と呼ばれることもあります。

設計上、1階部分には車が出入りできる大きな開口部が必要となり、車1台分の幅としてはおおよそ3m~3.5mが目安です。2台分の駐車スペースを確保する場合、さらに倍の広さが必要になります。

奥行きに関しては、5.5m~6.5m程度を確保することで、長めのセダンタイプの車でも余裕を持って駐車することが可能です。坪数に換算すると、車1台分で約4~5坪、2台分であれば8~10坪ほどが目安となります。

ビルトインガレージのメリットは?

メリット1. 愛車を雨や風、紫外線から守ることができる  

車やバイクを屋外に駐車すると、雨や風、紫外線の影響を受けやすく、愛車にダメージが蓄積されてしまいます。ビルトインガレージなら、室内に保管することでこれらのリスクを軽減し、長く美しい状態を保つことが可能です。

また、シャッターを閉めれば盗難やいたずらのリスクも大幅に減少し、防犯面でも安心です。

メリット2. 好きな時に自由に愛車のお手入れができる  

ビルトインガレージがあれば、天候に左右されず、いつでも好きな時に愛車のメンテナンスを行うことができます。リビングや書斎を隣接させ、大きな窓を設置すれば、いつでも愛車を眺めることができ、車やバイク好きにとって贅沢な時間を楽しめます。

メリット3. 趣味のスペースとしても活用可能  

ビルトインガレージは、趣味を楽しむための空間としても最適です。たとえば、ゴルフの練習やシネマ鑑賞、DIY作業など、さまざまな趣味の活動に利用できます。また、アウトドア用品や冬用タイヤの収納スペースとしても活用できるため、外に物置を設置する必要がなく、便利です。小さなお子さんがいる家庭では、ビルトインガレージを遊び場として活用することもでき、暑い夏の日にはプールを設置したり、バーベキューを楽しむこともできます。

メリット4. 雨に濡れずにスムーズな出入りが可能

ビルトインガレージなら、雨の日でも濡れることなく車の乗り降りができ、買い物後の荷物の運搬も楽に行えます。子どもをチャイルドシートに乗せる際や、車いすや介護が必要な方との移動もスムーズです。また、1階にリビングやキッチンを設置すれば、日々の生活動線がコンパクトにまとまり、階段を使わずに荷物を運び入れることができます。

メリット5. 固定資産税を抑えることができる

ビルトインガレージの面積が住宅の延べ床面積の5分の1以下であれば、固定資産税が軽減されます。たとえば、延べ床面積100㎡の家に20㎡以下のビルトインガレージを設置しても、ガレージ部分は延べ床面積に含まれないため、課税対象は80㎡となります。

これにより、容積率にも影響がなく、固定資産税の負担を抑えることができます。ただし、グレードの高い電動シャッターなどを設置する場合、固定資産税が課されることがあるため、注意が必要です。

ビルトインガレージのデメリットは?

デメリット1. 設置費用が高くなる傾向がある

ビルトインガレージは、車を出し入れするために1階部分に大きな開口部を設ける必要があります。特に、2台分の駐車スペースを確保し、木造建築で中央に柱を設けずに作りたい場合、耐震性が課題となることがあります。耐震面を補強するために工法や構造の選択が必要となり、木造以外の構造を選択すると、建築費用がさらに高額になることも考えられます。木造を選ぶ場合でも、耐震補強が必要となるため、その分の費用が追加されるでしょう。

ビルトインガレージの設置費用は、一般的に建物本体工事費に加え、250万~300万円ほどかかるとされています。たとえば、坪単価60万円で30坪の住宅を建てる場合、住宅の建築費用が約1,800万円だとすると、ビルトインガレージの設置にはさらに250万~300万円が加算されるイメージです。また、シャッターや換気設備など、付属機器のグレードを上げると、さらに費用がかさむ可能性があります。

デメリット2. 騒音や振動、換気に気を配る必要がある

ビルトインガレージでは、天候に関係なく24時間いつでも車のメンテナンスが可能ですが、その際に発生する騒音や振動が住宅内の他の部屋に響く可能性があります。

特に、ビルトインガレージの近くに寝室がある場合、深夜や早朝のエンジン音やシャッターの開閉音が気になり、睡眠の妨げになることもあるでしょう。シャッターの音によっては、近隣住民に迷惑をかけるケースも考えられます。

また、車の排気ガスがリビングや居室に流れ込むことで、ニオイが気になることも少なくありません。ビルトインガレージは構造上、排気ガスがこもりやすいため、換気扇を設置してしっかりとした対策を講じることが大切です。

注意すべきポイント!

ポイント1. 間取りをしっかりと考える

ビルトインガレージを設置すると、1階の居住スペースが物理的に制限され、広々としたLDKを確保できない場合があります。そのため、LDKを2階に設置する選択肢もありますが、そうするとビルトインガレージの利点である生活動線のコンパクトさが損なわれ、帰宅時に荷物を持って階段を昇り降りする手間が増える可能性があります。ただし、2階にLDKを設けることで広さや日当たりを確保できるというメリットもありますので、ライフスタイルに合わせた間取りの検討が大切です。

ポイント2. シャッター選びは慎重に行う

ビルトインガレージの魅力のひとつは、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる点です。しかし、シャッターを手動にすると車から降りて開閉する必要があり、雨の日には濡れてしまうことがあります。そのため、電動シャッターが便利ですが、性能が高いものを選ぶと固定資産税の対象となる可能性があります。さらに、電動シャッターは開閉時の音が問題になることもあります。特に、シャッターとガイドレールがこすれて「キーキー」といった音が発生する場合があるので、事前に音対策が取られている製品を選ぶことが重要です。

ポイント3. 将来の車の買い替えを考慮したサイズにする

ビルトインガレージを設置する際、将来の車の買い替えを見据えてサイズを検討しないと、後々困ることがあります。

たとえば、SUVに乗り換えたいときに、車高がガレージに合わないといった問題が発生することがあります。

特に、海外メーカーの車種は日本車よりも一回り大きいことが多いため、将来的に乗りたい車のサイズを考慮し、ガレージの設計を検討することが重要です。

施工事例❶

愛車を入れれるガレージと雰囲気にこだわった杜の家

引用元:  森のめぐみ公式HP
引用元:  森のめぐみ公式HP

玄関からガレージへ。

家の中から見える愛車もこだわりのポイント。

施工事例❷

愛車の整備もできるバイクガレージが夢でした!

引用元:  森のめぐみ公式HP
引用元:  森のめぐみ公式HP

ガレージから直接室内へ入れる動線にもこだわった間取りです

趣味のバイクを保管・整備するためのビルトインガレージ。そこは大人の趣味を存分に楽しむための遊び空間です

ビルトインガレージを仙台で建てるならココをチェック!

仙台エリアには、「性能」「素材」にこだわって住宅を提供している住宅会社が多くあります。

今回はその中から、仙台エリアで「コストパフォーマンスが高い」「デザインが魅力的」「健康に配慮した」住宅会社3社をご紹介いたします。

「コストパフォーマンスが高い」家を提供している「森のめぐみ工房」

画像引用元:森のめぐみ工房 公式HP

仙台市宮城野区に拠点を構える「森のめぐみ工房」は、昭和59年に創業し、「天然家住」というスローガンの下、安心・安全・健康な家づくりを行っている地域に根ざした住宅会社です。

「森のめぐみ工房」の<杜の家>は合理的な建物スパンとスケルトンインフィルエ法を採用し、使用する地域産材を丸太の皮むきから製材、乾燥、配送、建築まで、すべて自社グループでトータルに管理することで、高い品質の家(低炭素住宅仕様や長期優良住宅等、環境、基本性能にもしっかり配慮)を省コストで造り、低価格で提供しています。

またオリジナル杉板パーテーション「でき杉くん」で部屋を造っており、将来家族構成が変わった場合は、部屋を減らして 収納にしたり、子供部屋を増やしたり、2階を第2のリビングにしたりその時の状況に合わせて大ががりな工事無しで間取りを変更できるよう工夫がなされています。

「デザインが魅力的」な家を提供している「みのり建築舎」

画像引用元:みのり建築舎 公式HP

宮城県仙台市青葉区に拠点を構える「みのり建築舎」は、自然素材と職人技術を駆使した、高性能・省エネの「木のぬくもり香る注文住宅」を得意としている住宅会社です。

「みのり建築舎」がつくる注文住宅は、単に自然素材を使っていればいい、高性能住宅であればいいというだけでなく、設計者の経験とセンスを

持ち合わせた3人の一級建築士が、自然素材・性能・デザインの3つの要素を絶妙なバランスで設計しています。

そうした設計思想の下、広葉樹の木目が美しいスタイリッシュな北欧デザインに、HEMSや太陽光発電を搭載したZEH仕様の最新省エネ注文住宅などを提供しています。

健康に配慮した家造りをしている「無添加計画」

画像引用元:無添加計画 公式HP

宮城県仙台市太白区に拠点を構える「無添加計画」は平成9年に創業し、家族を地震から守り、家族の健康を守る「生命と財産を守る家」をコンセプトにしている住宅会社です。

「無添加計画」は、医師が薦める健康住宅の基準をクリアした家を「0宣言の家」(住む人の健康を第一に考え、ユーザーの不利を ゼロにするための宣言のもと建てられた住宅)を設計・施工しています。

「無添加計画」では合板や集成材、木工ボンドやビニールクロスなどの長持ちしない建材、化学物質を発し、健康に悪影響を与える建材を排除した家の建設を徹底しています。

家の断熱・気密性能にもこだわっている「無添加計画」の家は、ヒートショックを予防することにもなります。

断熱・気密性能が低い場合、冬には廊下・トイレ・浴室などが極寒になり、ヒートショックによる脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まる可能性があります。

さらに、窓や壁の中に結露が生じやすくなり、それが原因でカビやダニが発生し、アトピーやアレルギーの引き金にもなり得ます。

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