田んぼや畑に家を建てられる?確認すべきポイントを解説!仙台エリア
「親が所有する田んぼや畑を利用して、家を建てたい!」
「田んぼや畑が余っているので、子供にその土地を贈与したい!」
親が所有している田畑を活用して、家を建てたいと思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ただし、田んぼや畑に家を建てるためには確認しなければならないポイントが多く存在します。これらを怠ると、後になって家を建てる際に非常にややこしくなってしまう事が起きてきます。
しかし、具体的な手順がよく分からない場合が多いと思います。そこで、今回は田畑に住宅を建てる手順をわかりやすく解説させていただきます。
目次
畑に家を建てても大丈夫?
実際、田んぼや畑に住宅を建てることに当たり、「地盤の心配はないのかな?」とお悩みの方が多いです。
それについては、適切な造成工事や地盤調査、そして地盤改良工事を行えば、問題はありません。
確認すべき4つのポイントをご紹介!
田んぼや畑に家を建てる際に必要な手順を順を追って解説しますので、読んでいただければ、進むべき方向が明確になるでしょう!
❶宅地転用を確認
まず、土地には地目と呼ばれる区分があります。これは土地の用途に基づくもので、登記事項に記載されています。田んぼに住宅を建てるためには、農地(農作物の栽培を目的とする)として登録されている土地を宅地(住宅建築を目的とする)として登録し直す必要があります。この手続きを「農地転用」と呼びます。
基本的には、地元の農業委員会に申請を提出し、許可が得られる農地であれば、申請から1〜2ヶ月で許可が下ります。ただし、農地の種類によって申請内容や所要時間が異なる場合があります。農業振興地域内の農地の場合、農業振興除外という手続きが必要で、半年〜1年以上かかることもあります。一方、届出のみで申請が完了する場合もあります。
また、市街化調整区域に指定される前から所有している土地であり、かつその所有者が親族である場合、近隣に50戸以上の建物がある場合には、特別な制度により住宅建築が許可されることもありますので、ご確認ください。
申請手続きは細かな点が多いため、行政書士に相談することをお勧めします。
❷インフラ整備を確認
周囲に住宅がまばらな地域では、水道や排水、電気などのインフラが整備されていないことが一般的です。
そのため、市町村役場で土地が水道や排水、電気を引き込むことが可能かどうかを調査する必要があります。
電気の引き込み工事については、電力会社が負担して行う場合もありますので、ご近所の電力会社に問い合わせてみてください。
また、上下水道の引き込み工事には数十万円から百万円ほどの費用がかかる場合があります。
事前に工事業者に見積もりを依頼し、費用の見積もりを把握しておくことが重要です。
❸ローンを確認
住宅ローンをご利用になる際には、まず銀行がその土地に融資を行うかどうかを事前に確認する必要があります。特に市街化調整区域などでは、思った通りに融資を受けられない場合もありますので、敷地に関する資料を持参し、融資を希望する銀行で確認してください。
住宅ローンの審査では、銀行が不動産の担保価値を判断しますので、農地転用された土地は注意深く扱われる傾向があります。ただし、大規模な宅地開発が進んでいる地域の農地であれば、宅地として十分な価値が認められ、審査が円滑に進むことがあります。
❹接道義務の確認
建築基準法による接道義務の適合を確認してください。
住宅を建築する場合、建築基準法では、幅4m以上の公道に2m以上の敷地が直接接している必要があります。
言い換えると、他人の土地を通らずに家の敷地へアクセスできるようにする必要があるのです。
この条件を満たさないと、所有地であっても住宅の建築が難しくなります。
家を建てる前に仙台市はどんなところ?
仙台市は宮城県のほぼ中央に位置しており、伊達政宗公の時代から、東北地方の主要な都市として発展を遂げてきました。
仙台市は東北地方でただ一つの政令指定都市であり、人口は109万人に達しています。首都圏からの便利なアクセスもあるため、周辺市町村を含めると約150万人の仙台都市圏を形成し、東北地方の商業の中心地として栄えています。
仙台市周辺には大学、高等専門学校、専門学校などの高等教育機関も数多く存在し、そのために学生たちが集まる「学都」としても有名であり、住むのにとても人気の高いエリアです。
仙台は冬寒い?
冬が厳しく、雪が積もることが多い東北地方。この地域に住んでいない人から見れば、東北や北海道は寒さが厳しいイメージが強いでしょう。しかし、仙台はその中でも比較的快適な環境に位置しています。
仙台は冬にも多くの晴れの日があり、真冬日で最高気温が0℃未満になることは稀です。降雪量も他の東北地方と比べれば少ないため、雪を見る機会はあまりありません。
一方で、冬が比較的温暖な代わりに、夏は30℃以上の真夏日が少ないという特徴もあります。1年を通じて、仙台は過ごしやすい地域と言えるでしょう。
仙台市は過ごしやすい都市!
日本全国の都道府県庁所在地の中で、真夏日(30℃以上)と真冬日(0℃以下)の合計が最も少ない都市は、仙台市です。(気象庁の過去30年間の平均データ)
平年値として比較すると、仙台市では真夏日と真冬日の合計が約20日になります。これは、2番目に少ない水戸市の30日や、東京都千代田区の45日、そして大阪市の66日に比べて非常に少ない数です。
ここではそんな仙台の気候について、より詳しく解説していきます。
その前に少しだけ仙台市という都市について紹介いたします。